(表２)

初学年度	氏名		生没年		留学先など	調査事項（著書、肩書きなど） 　　　2008/11/13 改訂
	姓	名	生年	没年
1913	姉崎	正治	1873	1949	Harvard	1913/9から2年間ハーバード大学で日本文明講座を担当 (Professor of Japanese Literature and Life)、生徒にT.S.エリオット。著名な宗教学者。『美の宗教』(明40.5)。 『わが生涯』(姉崎正治著, 1974)
1913	Ishinose	Gonroku			Harvard
1913	岩崎	信太郎	1883		Yale	Harvardに在籍記録。文官高等試験外交科合格、アフガン臨時代理公使、陸軍司政官
1913	浦口	文治	1872	1944	Harvard	同志社大学教授、東京商科大学教授。『英詩の栞 : 対訳評註』(明39.9)
1913	川崎	吉兵衛	1888		Harvard	三井銀行、三井信託銀行。慶応大卒。ボストン三田会(1917/2/5)
1913	高松	孝治	1887	1846	Harvard	『科学全盛時代の神』(昭和8) M.A. (New Testament) No Thesis, 1916, Harvard
1913	Fujita	Kuko			Harvard	Divinity (1912-1913)
1913	矢吹	慶輝	1879	1939	Harvard	宗教学者、社会事業教育家、大正大学教授。姉崎正治教授の助手として渡米。『外人の観たる日本国民性』(訳者:矢吹慶輝、昭和9年)
1914	伊藤	奎二			Harvard	東京高工卒、同校助教授で留学。伊藤奎二電気事務所経営。『電気工事詳論』(昭12)
1914	移川	子之蔵	1884	1947	Harvard	慶応卒、民俗学者、台北帝大教授。台湾高砂族系統所属の研究, 1935年　　"Some aspects of the decorative art of Indonesia : a study in ethnographic relations", N. Utsurikawa, Thesis (Ph. D.)--Harvard University, 1917
1914	笠井	重治	1886	1985	Harvard	シカゴ大卒(1913)最高雄弁賞, Harvard M.S.　 日本汎太平洋協会理事（昭和10年）　日米文化振興会･名誉会長、衆議院議員。"Foundations of American-Japanese friendship and a tribute to Ambassador Edgar Addison Bancroft", Jiuji G. Kasai, 1925
1914	田丸	節郎	1879	1944	Harvard	化学者、東工大教授。カイザー維廉科学研究所設立, 大正3
1914	永積	純次郎	1878	1951		九州帝国大学名誉教授。　『採鉱学. 第1巻』(永積純次郎 著, 1936)
1914	長濱	重麿	1885		Harvard	東大卒、旅順工科大学付属工学専門部教授（大正11年）、台北高等工業学校教授。『ゑれきてる物語』(昭和18)
1914	西尾	�_次郎	1871		MIT	東大卒。ザクセン王立フライベルグ鉱山学校で5ヶ月聴講後、MITへ。日本鉱業史要, 1943 　農商務技師(大正2)
1914	秦	常造			Harvard(1916), MIT	日立製作所研究所長、理研真空工業社長。『水銀整流器』(1951)
1914	古市	龍雄	1885	1967	Harvard	海軍機関学校第15期首席、海軍中将。横須賀海軍工廠長、東芝取締役
1914	村井	竹次郎	1885			千代田火災、慶応大卒(Visitor)
1914	村井	太郎			Harvard	溺れた少年を助けた美談がThe Harvard Crimson（構内誌）に出ている。森村組ニューヨーク支店長・村井保固の長男・太郎か？
1914	横山	若松			来訪者	大阪府技師吉富直樹外一名海外ヘ出張ノ件○旅順工科学堂教授横山若松海外出張(大正7年 公文書)
1914	和田	猪三郎	1870	1962	MIT	東京文理大名誉教授。『化学新篇』(明33.2)
1915	今岡	信一良	1881	1988	Harvard	東大哲学科卒、姉崎正治のもとで研究室副手。正則学院の校長。日本自由宗教連盟と東京帰一教会を設立。『神道神話の精神』J・W・T・メーソン著 ; 今岡信一良譯、冨山房、1940
1915	柿内	三郎	1882	1967	Yale(1915), Cornell, Columbia(1917)	日本の生化学研究の基礎作りに貢献。東大教授。『生化学提要』(大正14)
1915	金子	昌太郎			Harvard	『甘蔗農学』(大正1)。台湾総督府中央研究所技師兼台湾総督府技師(昭和4)
1915	栗山	重信	1885	1977	Boston University, Yale(1916)	小児科医学者、東大名誉教授。『臨牀医学講座』(昭11)
1915	小林	松助	1886	1975	MIT, Harvard, Yale(1916)	With Professor M. Kobayashi Professor, Baxter investigated further the determination of potassium as perchlorate, and commenced a redetermination of the atomic weight of mercury by electrolysis of the dichloride with a mercury cathode.東北帝国大学教授　分析化学
1915	笹野	覚太郎	1889	1970	Harvard	Harvard医学生に与えられる奨学金（Francis Skinner Fund）を与えられた。 墓地はJefferson,Colorado
1915	清水	義一	1877		Harvard	京大卒(電気工学)、京大教授、米国留学(明治43年)、英瑞米視察(大正12年)、北海道帝国大学教授
1915	生源寺	順	1887	1966	MIT	東大卒、機械工学者、九大教授、名古屋大学名誉教授。『水タービン』(昭和6)。水車吸出管の中の水の流れの研究で有名。
1915	高柳	賢三	1887	1967	Harvard	The list of the member of Japanese Delegates, Northfield, 1917(The Japanese Student誌)　法学者、欧米出張(大正4、12年）、東京帝国大学名誉教授。東京裁判で日本側弁護団のリーダ 『日本の法: 変動する社会における法秩序』(A. T. ヴォン・メーレン編; 高柳賢三 ... [et al]執筆; 日米法学会訳, 1965)
1915	田中	文男	1883	1963	Harvard	岡山医科大学長。岡山名誉市民。耳鼻咽喉科医学者。『一般医学と関係ある耳鼻咽喉科疾患の療法に就ての最近の進歩』(昭和10)
1915	寺尾	博	1883	1961	Harvard	Dr. H. Terao, Botanist of the Imperial Agricultural Station at Tokio, Japan, devoted himself to investigations in Plant Genetics.農学者、水稲耐冷性品種「陸羽132号」の育種に成功。参議院議員。『植物育種要説』(昭6)
1915	寺田	脩（オサム）	1886		Tufts	大阪高等医学校卒、Tufts大卒。妻アン。
1915	中西	次郎			Harvard	東洋海運・常務。手形日数早見表, 昭和10 　　内閣調査局専門委員中西次郎(昭和11)
1915	西内	貞吉	1881	1969	Harvard	京大・理学部・教授(昭和15/12/31定年退官)、非ユークリッド幾何学の泰斗
1915	西崎	勝之	1881	1949	Harvard	Cruft Laboratoryにて高周波、高圧電気回路の研究。海軍兵学校第31期生(明治36年12月14日卒)、海軍少将
1915	新渡戸	孝夫	1890?	1935	Harvard	Japan Times編集長。稲造の息子
1915	野間	真綱	1878	1945	Harvard	漱石の門下生。東大卒、七高教授、姫路高校教授、弘前高教授。"Advanced English composition", edited by Mazuna Noma and Genichi Uchiyama, 1927
1915	野間					（苗字だけ）　真綱とは現地住所が異なる。
1915	服部	宇之吉	1867	1939	Harvard	Harvard大にてProfessor HATTORI (Imperial University of Tokyo). - Confucian Ethics and Japanese Lifeの授業を担当 (1915-1916)。東京帝国大教授、京城帝国大学総長。中国哲学者、文教行政家。『心理学講義(漢文, 明38.11)
1915	平岡	通也	1877		MIT	東大卒、2年間米国で選鉱学・採鉱学を学ぶ。大阪高等工業学校教授、秋田鉱山専門学校長(昭和18)。
1915	森	平			Andover Newton Theological School
1915	八木	秀次	1886	1976	Harvard	東大卒、独英米に留学、東北大教授、大阪大学学長。『音響科学』(昭14)
1915	保井	コノ	1880	1971	Harvard	植物学者、日本女性初の博士。ハーバード大学のジェフレー教授に師事して石炭の研究開始。東京女子師範教授。『二村居士の過去六十年追想録及官歴』(昭和10)
1915	柳原	貞次郎	1886	1973	Harvard	牧師、日本聖公会大阪教区主教、京大卒。『教育的心理学』(大正9)
1915	吉川	浩	1883		Columbia University, MIT(1916)	東大卒、東大教授、トキワ鉛工業・取締役
1916	Oshima	Eiji			Harvard	The list of the member of Japanese Delegates, Northfield, 1917(The Japanese Student誌)
1916	近藤	新一			Harvard	The list of the member of Japanese Delegates, Northfield, 1917(The Japanese Student誌)　海軍中佐、海軍兵学校卒、情報局新課長(昭和17)
1916	斎藤	甚一			Harvard, Williams College(1919)	The list of the member of Japanese Delegates, Northfield, 1917(The Japanese Student誌)　千葉県夷隅郡　ボストン三田会(1917/2/5, 1919/10/16)
1916	高垣	寅次郎	1890	1985	Harvard	The list of the member of Japanese Delegates, Northfield, 1917(The Japanese Student誌)　経済学者、金融学者、一橋大学名誉教授。『貨幣の理論』(大正15)
1916	高木	彌直	1889	1984	Harvard	高木八尺(Takagi, Yasaka, 1889-1985)か？ アメリカ研究家、東大名誉教授
1916	高島	直一郎			MIT	大倉喜八郎氏の孫、喜七郎の甥。 ボストン三田会(1919/10/16)
1916	田崎	仁義	1880		Harvard	『孔子と王道の政治經濟』(田崎仁義著, 三省堂, 昭和19) 　　大阪商科大学教授(昭和4)
1916	龍野	昌之	1885		MIT	東大卒、住友別子鉱山常務、東北興業・総裁(昭和21年6月から24年4月） 大島兄弟の学友
1916	中江	生三			MIT	Seizo Nakaye, MIT Year Book, 1919
1916	中島	泰蔵	1867	1919	Harvard	心理学者。仏文学者・健蔵の父。『最新研究心理学』同文館、1910年。
1916	Nakayama	H. (Hisao)			MIT	15 Ellery St., Cambridge
1916	Hamabe	G. (Genji)			MIT	90 Gainsborough St., Boston
1916	堀部	一雄				Seattle Passenger Crew List
1916	三瀬	幸三郎	1886	1955	Illinois, Clark(1917)	東大・土木・卒、九大教授、米（イリノイ大）瑞に留学。"Analysis of continuous arch systems and theorem of nine displacements", Kozabro Mise, 1934
1916	森	兵吾	1888	1954	MIT	The list of the member of Japanese Delegates, Northfield, 1917(The Japanese Student誌) 京大電気卒、九州大学教授。『交流理論』(昭和4)